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第9回

ディテールプランとなる壁について今回は解説していくこととする。壁の計画は工場を新設する際には現場から「今までカビがついても、汚れた表面が拭くことも出来ないコンクリート壁であったから次は掃除がしやすい壁にしてくれよ」、「少し当たっても直ぐに壊れてしまうようなものじゃなくて、もっと丈夫なものにしてほしい」というなど数多くの要望がでてくることが多いようである。これらの声に応えるためにも壁のデザインプランを行う際は強度があり、カビの発生を抑える効果があり、さらには掃除しやすい材質を選択することがポイントとなります。
Codexにも、掃除がしやすく、異物が付着しにくく、埃などが堆積しにくい材質を選択すべきだと記されています。
まず壁を計画する際の構造要件をご紹介すると、
①内壁は明るい色で隙間がなく、平滑で清掃が容易に行える構造であること。
②内壁は突出する柱、配管、配線などが見られない構造であることが望ましい。
③内壁と床面の境界は、半径5cm以上のアールを設け、清掃が容易に行える
 構造であること。
④水や湯を使用する部分にあっては、少なくとも床面から1m以上の高さまで
 不浸透性・耐酸性・耐熱性の材料が使用されていることが望ましい。
⑤配線や配管の貫通がある場合は、さく穴との隙間を完全に封鎖し、ねずみ、
 昆虫などの侵入を防止すること。
等があげられる。
① でいう明るい色とは勿論赤や黄色などを使おうということではなく、作業に効果的な照度を確保できる反射率を有する白やアイボリーの色選がスタンダードとなる。また働く人にとって心理的な作用を考えた選択も併せて検討する事をお薦めする。

【色と感情】

  白: 神聖、潔白、純真、快活
  黒: 悲哀、沈黙、静寂
  赤: 熱情、愛情、活動、勇気
  黄: 希望、光明、向上、愉快
  緑: 安息、平静、健全、着実
  青: 沈静、深遠、冷静、冷淡

【配管識別標準】 

  水  ⇒ 青(2.5PB5.5/6)
  蒸気 ⇒ 暗い赤(7.5R 3/6) 
  空気 ⇒ 白(N -9.5 )
  ガス ⇒ 黄 (2.5Y-8/13 )
  電気 ⇒ 淡黄赤(2.5YR 7/6)

② に述べた配管、配線の壁内への隠蔽はボード仕上げの構造(下地:軽量鉄骨 仕上げ:ケイ酸カルシウム板、石膏ボード)とする場合は作業しやすいが、パネルなどは内部にウレタンが注入されているため配管等を仕込むことは困難な計画となる。パネル材を使った壁を計画する際は横引きとなる長さを極力短縮し縦に配管を行いモールでカバーするとよい。配管が見られない構造が推奨されるのは配管上部に埃が溜まり製品への異物混入というハザードが生じるからである。計画上配管の隠蔽が困難ならば日常の清掃を心掛けソフトにて対応していくことも決してハード計画としては否定されるものでも無いと考える。ご紹介している構造は奨められるデザインの例でありかくある必要があると断定的に示されたものではないということはご理解頂きたいし、だめなら我が社ではこのように工夫しているという飽くなき衛生対策を実施されることが大切であると考える。

③ に述べるRはもうお馴染みの構造要件である。5㎝と紹介しているがスケールで測ってまでも精度を追求するものではなく目安である。実際にあまり小さなRは却って清掃がしにくいものである。また樹脂材を使った床のRは形成しやすいが壁との取り合いはいささか困難で連続性のある仕上がりにするにはボード壁では下端にフラットな材料を仕込み樹脂を塗り上げ易くしておき連続性をもたせられる工夫などを考える必要があるとともに、異質の材料の接続となるためジョイント部分にはクラック対策を要する。



④ に紹介している、不浸透性という壁への要望は先ほどの「今までカビがついても、汚れた表面が拭くことも出来ないコンクリート壁であったから次は掃除がしやすい壁にしてくれよ」という要望も併せて考慮する必要がある。10年以上前に建設された工場でよく見られた壁の構造は腰までブロックを積み、その上部はボードにて仕上げてあるというものが多かったのではないだろうか。確かに水の使用が頻繁な作業に対して耐水効果があり、しかも安価な構造といえば今でもこの仕様は候補としてあげられる。ただ汚れが付きやすく除去しにくいという弱点はある。そのため汚れを除去しやすい構造ということでタイルでの仕上げが登場した。イニシャルコストはかかるが日頃の手入れの手間を考えると割安という考えて採用するとい現場が多く見られた。いまもタイル仕上げという構造は飲食店の厨房等では多く見受けられる。ただ弱点はタイル間の目地の汚れである。目地に注入されているのはセメントであるため清掃しても次第にその汚れは蓄積されていく。結局日頃より清掃に十分配慮し清潔な状態を保つという手間が必要である。この様な日頃の手間を極力減らすという考えのもと最近の家庭の台所でも



イルではなくキッチンパネルという表面に汚れが付着しにくくサット汚れも一拭きという材質が壁面には採用されており奥様方の台所仕事も大助かりなのではないだろうか。またコンビニのトイレなども汚れも付きにくく清掃がし易い化粧ボードがよく使われている。この材料は非常に注目に値するものではあるが、イニシャルコストが高くつくという弱点がある。同様に高価となりますが、強度・カビ・清掃の3つの要素に対して有効な材質としてステンレス材があります。
また時間的な制約や異物混入などのリスクを回避しながらの工事を計画する必要がある既存工場のリニューアルの際などには断熱パネルの採用も一考である。表面仕上げも汚れが付きにくく、施工時間も非常に短時間で計画することが出来る。

⑤ は新設の工場の場合は壁が設置された後に配管を貫通させる事が多いため比較的に処
理は施し易いが、既に配管がされている既存工場に壁を新設する場合は配管周囲の処理は厄介となる。出来るならば壁を設置する際に一旦配管を撤去し壁設置後に再度配管を行う手順が望まれるが、決して供給を止める事が出来ない給水管であるならば根気ある職人技にて対応してもらう必要がある。


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弊社企画運営サイト「HACCP99.com」に掲載している「実践できるハードプラン」の内容をまとめたものです。
食品安全を考慮した工場改修や新設を計画する際に考えておきたい、ゾーニング(間仕切り)や動線、壁や床など各部の構造要件等について解説しています。
HACCP99のページより無料にてダウンロードしていただけます。※CDにてのご提供は現在行っておりません。



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